日曜日、横浜のみなとみらいホールでコンサートを聴き、そのあと赤レンガ倉庫でのクリスマスマーケット(らしきもの)に行ってきました。若いお友だちと。
規模はミニですが、楽しかった・・グリューワインも飲みました。
三年前の思出話。
あの頃は週に5日、保育園併設の学童保育担当でめちゃくちゃハードな日々でした。
そのときも相当思いきって、その仕事を休んで、ドイツのクリスマスマーケットを楽しむツァーに参加しました。
猫を下宿のKさんに頼んで。
ヨーロッパ、とりわけドイツ語圏では、この季節、どこの町でも、広場に食べ物やクリスマスの小物や民芸品の屋台がぎっしりと並びます。移動メリーゴーランドもあります。細工の施されたクリスマスタワー、イエスさまの産まれた夜の聖家族の等身大の人形、夜になるとあかりが灯り、ソーセージや、暖かいグリューワインのスパイスの香り。
中世のころから、この時期、秋の収穫や手仕事の小物を売る市場が開かれていたそうです。
はじめにベルリン、次にライプツィヒ、ドレスデン、最後にチェコのプラハ、4つの町を回りました。
メインは、シュトーレンのふるさと、ドレスデンの、シュトーレン祭り。12月の第一土曜日に開かれるので、その日に合わせた出発日を選びました。
巨大なシュトーレンが、馬車に引かれて旧市街をパレードします。パン屋さんたちもお店ごとにプラカードを掲げてあとを歩きます。広場に到着したら、市長さんやミスシュトーレンによってパンは小さく切り分けられてみんなに配られます。(もちろんただというわけではなく、前もってメダルを買っていた人がそれと交換にパンをもらうのですが)。ツァーのみんなもメダルをもらいました。
ライプツィヒではバッハの活躍した聖トーマス教会があったのですが、時間が短くてゆっくりとできなかったのが残念でした。グリューワインのカップを持ったまま、走ってバスに戻ったのでした。
プラハでは半日自由時間がありました。
チェコではグリューワインとは言わず、ただホットワインといい、カップもただの紙カップ。ドイツに比べるとまだ貧しい感じがしました。乞食をしている人も見かけました。
モルダウに架かるカレル橋の上ではグラスハープの大道芸。
串に刺されたまるごとのブタ肉が、焚き火の上をくるくる回ってこんがりと焼かれていましたっけ。
時計塔の上からみた広場
ツァーは、空港からホテル、ホテルから観光地、次の町、次の国、全部バスで連れていってくれるので、あの一人旅のような、重い荷物を引いて宿を探して道に迷ったり、バスの切符を買うのに苦労したり、次の国への移動にドキドキしたり、そういうことがゼロ。やっぱりツァーの方が断然楽です。
どちらにもそれぞれ良さがありますね。
一週間足らずの短い旅でしたが、仲良しの友人と一緒で、あの旅も私の人生のキラキラの思い出です。
今年もシュトーレンを百こくらい注文されています。バターが、一ポンド900円以上に値上がりしてる・・でも値上げはしないで一個1200円。
聖なるパン、楽しく焼きましょう。
これはこないだのパーティパン。