ねむねむが9月30日に亡くなりました。ご飯をどんどん食べなくなって、あの手この手で美味しそうなエサを与えてみたけど、回復することはなく、頑張ってトイレには這うように行ってたけど、最後は歩けなくなり、こえもかすれ、水をのもうとしてもぐったりしてしまい、体温がだんだん低くなり、その次の朝方、彼の魂はわたしの腕のなかから静かに旅立ちました。
20年間ありがとう。
いつもわたしを支えてくれた。彼の背中の毛にはわたしの涙もたくさん染み込んだ。彼の眼差しはただの猫ではなかった、わたしにとっては。
できることなら死ぬまでそばにいてほしかった、という思いと、猫たちに解放されたら、本当に旅に出られるという、そのときが近づいたな、という思いと。相反する二つの思い。
玄関で出迎えてくれた生き物がいなくなった寂しさ。
そしたら、今までお出迎えをしなかった小さい方の猫が、なんと出迎えてくれるようになった。一人きりのお留守番を経験したことのない猫だから、寂しいのかなーこちらは17才。まだ元気。
旅猫の物語を絵本にしよう、最近そう思ってます。