VOYAGER

旅と絵の物語

6月7日(水)晴れ プラトーPrato

あまりみんながいかない町ですが、何年も前に「プラトー美術館展」という展覧会が損保ミュージアムで開かれ、その時に見た聖母子像に心惹かれ、図録見ながら模写しました。

作者不詳、「サンミニアートの画家」としかわかっていない。

この絵にもう一度会えるかな、と思ってやってきました。フィレンツェから電車で30分ほどです。

 

プラトー駅。

さて美術館はどこかな?と、本やネットで調べても、見つからない!

 

結局色々検索したけど、どうやらカテドラルの中に美術品が展示されていて、とくにプラトー美術館という施設はないようす

ぐーぐるマップに導かれ行ってみる。

カテドラルの中には誰でもはいれますが、美術館は6ユーロです。

動画後でね。

探したけど見つからなかった。作者不詳の優しい聖母子。

あかちゃんのイエスってだいたいは変な顔なのよねー。赤ちゃんというよりおじさん?というのもあり

その場で吹き出した。

サンミニアートの画家のあの絵の赤ちゃんは可愛くて賢そう。

 

たくさん写真写せました。

ボッチチェルリもありましたよ、、

光ってよく写りません。 

 

教会堂の中にはフィリップ・リッピの絵、大きなフレスコ画がありました!美術館部分にではなく、カテドラルの後陣を全て覆っていました!

サロメ

500年以上経ってもここにこうして画家の魂を感じられるってすごい。

 

お客さんは私一人。贅沢。

 

3時半。お腹空いたので外でお弁当食べよう。

✩✩✩✩✩

外に出たら、あんなに晴れてたのににわか雨。

ベンチではだめなので教会の軒下で、お弁当。

あそこに座ってお弁当を食べる日本のおばあさん。

なぜかふとフランダースの犬のお話を思い出しました。教会の扉はいつも開いているものなんですね。

ネロとパトラッシュは絵を見ながら死んじゃったんだったっけね。

お弁当は夕べ作ったミートソーススパゲティとにんじんと卵と暖かいコーヒー。

 

一緒に雨宿りしてたのはベルリンからの年配女性二人連れ。クリスマスにシュトーレンを焼くんですよと言うとびっくりしてました。

私のお弁当のタッパーを見て、ジャパニーズオベントーって言われました。

ここのプラトーテキスタイルミュージアムで今開かれてるKIMONO展に行ってきたそうです。

こんなところでどんなふうに着物を展示してるんでしょうね。着物文化、インターナショナルですね!

そしてお弁当箱文化、いいものですね!

 

石畳は滑ります。いま若者と老人、二人転びました。

 

雨やんで来たので帰ってゆくベルリンのお二人。よい旅を!一人の方はとってもお年寄りでした。

私はまた教会に入ってしばらく過ごしました。

帰りの電車は5時半過ぎ、今日は迷わず駅まで行けましたよ。

ここもやはり壁に囲まれた町です。

 

途中の公園で見つけたのは

日本は夜、みんなの安らかな眠りを願いました。

 

帰って夕食はまたスパゲティ。サラダつき。紫キャベツ、硬い。

 

******

きょう使ったお金

●美術館。            €  6

●駅のトイレ。   €1 電車で行っとくべきだった

●マグカップ。   €  3.9。 こないだジョルジュさんの割ってしまって代わりのを買いました、安物だけど「愛はあなたの必要なものすべて」と英語で書いてある。

 

合計。  €   10.9

 

いよいよほんとの節約旅行!