VOYAGER

旅と絵の物語

おかえり、マイ ティーボトル

きょう10月5日はわたしの67回目の誕生日です。

 

そして、十五夜です。関係はないけど。


f:id:ginyushijin:20171005020326j:image

わたしのマンションの上にかかる満月。

 

風が寒い。

 

✴✴✴✴✴✴✴

 

8月23日の日記に書いた、「この旅でなくしたもの」、の記事の中の水筒

 

http://ginyushijin.hatenablog.com/entry/2017/08/23/210723

 

これ。

f:id:ginyushijin:20171005001822j:image

 

 あれと同じものを、

誕生日祝いにいただきました、下宿人のMちゃんから。


f:id:ginyushijin:20171005001407j:image

 

なくして残念だったので帰国してすぐにまた買ってもよかったんだけど、なんだか、ヘルシンキに置いてきたあの水筒くんに悪い気がして、新しいのを買ってなかったんです。

だから、思いがけないプレゼントは嬉しかったです。

戻ってきてくれた、そんな感じ。

 

長い旅の間に少し色が変わってたけどね。

 

 

 

 

やっぱり絵を描いてると時間を忘れる

ずいぶん手を入れました。

 

before


f:id:ginyushijin:20171004111441j:image

after

f:id:ginyushijin:20171004111332j:image

 

 三年後、70才のわたしは、

朝陽の中で、石窯のあるキッチンで、ご近所さんの買いに来てくれるパンを、毎日、少しだけ焼く、

そんな生活になってるといいなー

 

 

この絵は11月2日から7日まで、

国立のコートギャラリーで開かれる「空曜日の画家たち展」に出品するよていです。

 

同じときに、同じギャラリーの別の部屋で、鈴木和道油彩画展が開かれます。

わたしの教室の先生です。

ほかでは見られない古典技法の油絵です。

技法は古典、題材はファンタジー、

見ごたえがあります。

どうぞみなさまお立ち寄りくださいねー

日曜の朝のステンドグラス・予祝

パン教室のない日曜日はゆっくりです。

ほとんど使っていないアトリエへ行ってみました。

去年辺りから蔦が絡まるようになってきたドア付近。


f:id:ginyushijin:20171001082847j:image

朝のアトリエは扉のステンドグラスがきれいでした。
f:id:ginyushijin:20171001081705j:image

 
f:id:ginyushijin:20171001082626j:image


f:id:ginyushijin:20171001083816j:image

 


壁の片隅のガラス絵。

 これは五年か、もっと前かに描いたものです。

 


f:id:ginyushijin:20171001083924j:image

 

 たしかにここへ行ってきた・・

 

予祝、という言葉があります。

願いが叶ったことを前もってお祝いすることです。

絵を描くことは予祝するような意味がある気がします。

 

さて、きょうの午後は絵の教室で、この絵の続きを描きます。

 


f:id:ginyushijin:20171001085901j:image

タイトル(仮)「ヨーコおばあさんのキッチン・朝」

 

 きっとそのうち、石窯でパンを焼いてる日曜の朝がやって来るでしょう。

 

 

暇さえあると思い出す

9月の最後の日。

きょうは一日ぼんやり過ごしました。

あれこれとしたいことはあったけど

なにもしなかった・・

(あ、そういえば食パンを焼きましたっけ)

夜になって、少しは外の空気を吸いに出た。

ご近所のレストランのテラス席でグラスワインをたのんでみる。暑くもなく寒くもなく、爽やかな夜。

あの旅の日々の旧市街のカフェを思い出すなー


f:id:ginyushijin:20170930191105j:image

↑こちらが現実

 

↓こちらは思い出
f:id:ginyushijin:20170930191243j:image

 

 

車検とタイミングベルトの交換でかなりのお金がかかるとのことで、

わたしはようやくあの古ぼけたダイハツオプティクラシックは手放す決心をしたのでした。

この喪失感みたいなもの、嫌だねぇ、たかが車で。

あの車のナンバーに、亡くなった娘の名前なんかを入れてしまった、

次に買う車にはそんなことしようとは思わない、そう思う自分がちょっと残念でもあるんですよね。

 

✴✴✴✴✴✴

ここで雑学。

車のナンバープレートの上段の小さい3つの数字、

軽自動車は一の位が3なら、普通車は十の位が3なら、それはオーダーした番号だということ。物知りの知人が教えてくれました。

 

 

年老いたもんだわ

きょうもパン教室と保育園。

 

いま電車です。

 

昨日は車検の見積もりをしてもらいました。

車検費用11万、まぁそれは覚悟してた。

そして衝撃の告知。

走行距離100000キロの車は、タイミングベルトというものの交換が必要で、それには十万円かかります、とのこと。

突然切れて、エンジンが再起不能になる、らしいです。

ふん、まだ9万千キロですよー。

 

考えてみます、と言って

すごすごと帰宅。

 

築(?)17年の愛車。

どうしたもんかのー。

 

猫も車も

老いたもんだわ。、そして自分もね。

チュチュとネムネム

チュチュ爺さん。


f:id:ginyushijin:20170920063800j:image

 

あまり食べないので痩せてしまったし、

 

よくにゃんにゃんなくし、

 

もうそろそろかなーと思いつつ毎日過ごしています。

 

虚弱な野良の仔猫だったのに、

17才まで生きてきました。

 

たぶん本人も望まないだろうから、お医者につれていって点滴したりするのはやめます。

 

毎日帰宅して、まずはチュチュ爺が生きてるのを確認するようになってます。

 

 

究極の旅は、天国への旅。

 

「百万回生きた猫」

この本を読んでから、猫が死ぬのは怖くなくなりました。

 

 

さて、チュチュよりも2歳くらい年上のネムネム。

 

こちらは、相棒の残したご飯をパクパク食べて、太ってきました。もともと大きな猫でしたが。

人間でいうと百歳は軽く越えてるはずなのに、まだまだこんな感じ。

 



f:id:ginyushijin:20170920070331j:image

これまで人生でお医者にかかったのは三回くらいです。

20才まで生きて表彰されるかもしれません。

 

二匹は仲良しなのかどうなのかわからない感じですが、ネムネムはチュチュがいなくなったらきっと寂しがると思います。

 

なので、チュチュも、もう少し細々と生きててくれたらいいです。

 

 

旅人のトップバッター、つばめ

若葉台はたくさんつばめが来る町です。

 

駅やショッピングモールにはたくさん巣ができて、ひなが育つと小さな巣にあふれるようになっています。

 

わたしが旅に出るときはまだつばめが飛び交ってました。

 

きのう気づいたのですが、帰国してから、もうつばめは一羽も見ていません。もう南へ帰ったのかなー、まだ暖かいのに。

 

 

それで、調べてみたらいろんなこと、今まで知らなかったこと、わかりました。

 

 

つばめは日本にやって来るときは一人で旅してくるのだそうです。

 

太陽の角度から方角を定めて。

 

雄がさきに到着したら、去年のメスを待ってるそうですが、10日しても来なかったら別のメスとつがいになるそうです。

メスがさきに到着したときは、すぐに誰とでもつがいになってしまうそうです。待つのはオスだけ。

 

巣をつくるとき、去年のを修理して使いたがるのはオス、新しく作りたがるのはメス、ですと。

 

2週間ほどして卵が孵ると夫婦でエサを与え、ひなが飛べるようになりエサを自分でとれるようになると、巣を去っていき、夫婦はもう一度卵を産むそうです。

 

夏の終わりごろ、全員水辺の葦の茂みなどに集まり、しばらく過ごして、今度は集団で渡りをするそうです。

若葉台のあの子達はまだ日本にいるのでしょうね。

 

来るときは一人旅、帰るときは団体旅行。

 

 

南の国では卵は生まないので巣は作らないで暮らすそうです。

 

そして、来年は今年のひなはほとんどこの生まれた町には帰ってこないそうなんです!

 

それは、近親結婚をしないためだそうです。

 

 

いつも見ていたつばめなのに、

知らないことがいっぱいありました。

 

渡り鳥は神秘です。あの小さな体に、旅をする本能と方角を見失わない能力が秘められているなんて、驚異でしかないです。

 

最近、つばめの数も減ってきているそうです。

 

4000キロも、飛行機にも乗らず、時速50キロ、細い翼で飛び続けるつばめさん、

 

また来年、駅やトレジャーファクトリーに巣をつくってくださいね。