VOYAGER

旅と絵の物語

バイバイ、チュチュ

19年一緒に暮らした猫が今朝亡くなりました。

22日日曜日午前五時45分。

眠りながら安らかに死にました。

 

長い間ありがとう。

家出してた娘が、冬の雨の日に、トラックの下に見つけたまっくろけのねこ。病気で弱ってたけど、獣医さんに連れて行って一命をとりとめた。

家出をやめて帰ってきた娘のコートの中に、猫がいた。目つきの悪いおどおどした猫。

でも、だんだん目が丸くかわいくなってきて、先住猫のネムネムにも受け入れられ、ときどき病気しながらも、こんなに長生きした。拾ってきた娘は猫達を置き去りにしてさっさと死んでしまったのに。

私はネムネムが大事で、チュチュは少しおざなりにかわいがった。

二人きりで暮らしたのはこの半年だけ。

私が世話をしてやってたつもりだったけど、私の心を世話してくれてた。とくにここに引っ越してきて一人暮らしになってからは、毎晩帰宅すると玄関で待っててくれて、おかえりと言ってくれたね。

 

一昨日の夜はたくさんの人がお別れに来てくれた。Aさん、Nさん、息子(十二歳から8年間チュチュと暮らした)、姪(彼女はうちに下宿してたので10年チュチュと暮らした)、もと下宿人のMちゃん(三年暮らした)

あまりハンサムでもなく、猫にしては骨格がとがってて、ネムネムに比べてバカにされたりしてたけど、誰のことも傷つけず、子どもにどんなに触られても怒らず、昔は人見知りしていたのにいつの間にかお客様が大好きになって甘えていた猫。

 

天国でネムネムと再会できるのかなー

 

あ友だちの敷地内の、ネムネムを埋葬した場所の隣に、また埋めさせていただけることになって感謝してます。

 

チュチュが最後に眠っていた毛布に、クリスマスのくまさんの絵と、そして文字が。

I  HAD  A  GOOD  TIME  と。

 

バイバイ、チュチュ。

サンキュー、チュチュ

SEE  YOU  SOON!

 

追伸

 

実は

黒みつ、が本名。