この家は、三つのドアを経て家にはいれます。三つともオートロックになってます。
(そういえばジョルジャの家も三つでした、ダイヤル式だったので鍵はなし)
ここは古いので建付が悪く、鍵もすんなり開きません。コツが要ります。右に回せばあくのか、左に回せばあくのか、決まってなくて、昨日は五分くらい格闘。
ヴェレーナが気づいて開けてくれましたが、すごく簡単なのにどうして?という顔をされました。彼女にとってはすんなり開くのです。
ヨーロッパ中、通り沿いのアパートはすべてオートロックが当たり前。自宅入口のドアさえオートロック。ぜったいに鍵を持たないで出られません。
ヨーロッパの歴史は他国との争いの歴史。いつ誰が侵入してくるかわからない危険と隣り合わせで生活してきたからでしょうか。
土足で暮らすのも、いつでも逃げられるようにしてきたからかもしれません。
今回泊まったおうちは、靴を脱ぐようにしてるところが8軒中3軒。ここもそうです。玄関はないので、入ったところのマットで脱ぎます。
土足で入る家も、とてもきれいに拭き掃除されていて、土や泥などは落ちていません。
石畳が敷き詰められている歩道も土の部分がなくて靴もそんなに汚れませんので、土足が汚いという感じはないのです。
コロナで、靴を脱ぐという習慣がだんだん増えてきてるそうですが、すっかり日本のようになることはないでしょうね。
反対に、日本でも、欧米化してきてベッドが普通になって畳で寝なくなってますが、玄関で靴を脱ぐ文化はなくならないでしょう。
あとはお風呂。ジョルジャのおうちもバスタブなし。ここもない。お湯につかりたいなー。ゆっくり足を伸ばして入れたのはフランクフルトとボルドーの宿のみ。バルセロナはバスタブはあったけど栓が閉まらなかった!ゆっくりと体を温めるのって大事です。日本人の長生きの秘訣の一つだと思ってます。
ウォシュレットはもちろんないけど、すべてのおうちにビデがあります。トイレの後にお尻を洗うというのは普通だったのですね。ジョルジャはそこで足を洗ってました。
ウォシュレットってすばらしい発明だと思ってたけど、欧米に古くからあるビデと、トイレをくっつけたものなんですね。
あとは、イタリア人(スペイン人も)、声が大きい。わたしはいつも娘たちから声が大きい!と言われますが、関西人だからね。中国人も大声でしゃべるけど、イタリアではそれが普通。
よく聞こえるので年寄りには助かります。